2007年12月13日~15日の3日間東京ビッグサイトで開催されたエコプロダクツ2007では、来場者数が昨年より12000人増と、大変賑わいました。
エコモチでは主催者企画の一つである「学びの原点」エリアにブースを出展させていただきました。このブースでは、エコモチ紹介パネル展示の他、“おもしろブース企画”としてCSR・環境担当者の「嘆きの壁」と「自慢の壁」をご用意し、ご来場のみなさまにコメントをご記入いただきました。
この「嘆きの壁」「自慢の壁」企画は、エコモチが目指している、CSR・環境の企業どうしの横のつながりやコミュニケーションを表現したものです。ここに書かれたさまざまな悩みや事例について、どうお感じになりますか?悩みや取り組み事例は企業の垣根を越えて共有しあい、お互いにアイデアを出し合ったり、アドバイスを交わすなど、CSR・環境担当者のみなさまのヒントにつながると良いと思います。
エコモチは、従業員のエコモチベーションだけでなく、担当者の仕事に対するモチベーションアップにもつなげることをねらいとしています。
12月14日に開催いたしました、『エコモチキックオフイベント』へは、約60名の方々にご参加いただきました。イベントではまずエコモチの紹介映像をご覧いただき、後半は、ゲストを迎えてのトークセッションでした。
環境教育に長年取り組まれての想いや、エコモチの仕組みについてのご意見をいただきました。川嶋さんはまず「環境悪化と意識啓発の競争、いつまで続くのか」と“嘆きの壁”に記入いただいたコメントを紹介いただきました。エコモチの仕組みについては「気づきから行動が生まれるという順序ではなく、行動が先に来るのは良いことなのかもしれない」「パーソナル・ソーシャル・レスポンシビリティーという発想」とご意見をいただきました。エコモチが目指す連携というキーワードに対しては、「隠しあっている場合じゃない。(ご自身が取り組まれる企業とNGOの環境教育コラボレーションについて)1社とNGOという連携だけでなく、2社、3社と連携できると良いと思う」と意欲を見せました。
日ごろのCSR推進取り組みにおけるエピソードや、エコモチに対するご意見をいただきました。池田さんは自らの過去をふりかえり、CSRと全く無縁だった人間が、CSR推進担当になり「私が一番変わりました」と照れ笑いで話されました。最近のCSR取り組み事例として「エコモチコンソーシアムで出会った方からヒントを得て、自社で不都合な真実の上映会を開催しました」と紹介いただきました。この上映イベントでは社員やご家族から募金活動も行われたそうです。
NGOと企業の連携についての事例や、エコモチに期待することについてコメントいただきました。「さまざまな方々に支援について知っていただく機会が広がるのはありがたいこと」「企業の都合でただ支援したいということについて動くわけでなく、NGO側にどれだけ負荷がかかるかについても話し合いたい」とパートナーシップのあり方について示唆いただきました。
CSRのお悩み相談コーナーでは、
「経営者の意識が低い」「役員から、CSR推進室を作ると株価がいくら上がるのかと問い詰められた」といった声が。ゲストから以下のようなアドバイスがありました。
さてみなさま、ご参考になりましたでしょうか。
エコモチでは、これからも企業のCSR・環境担当者とNPO/NGOをつなぐ楽しいコミュニケーションの場を企画して参ります。
キックオフイベントおよび「学びのステージ」にて、エコモチデモンストレーションを行いました。その際みなさまからいただいたシードですが、99名の方より1682シード寄付いただきました。ケア・インターナショナル ジャパンの途上国における女性の地位向上の支援活動に1シード1円でエコモチ事務局が寄付させていただきます。